使用材のボックスエルダーは天然色素で赤く着色されており、ほとんど流通していない希少材になります。和名はトリネコバノカエデ、寒冷地に生息なので北海道では街路樹として利用されているようです。
元々の乾比重は0.54位みたいですが、真菌の生成する色素で鮮やかな赤に着色されている反面、全体的に朽木化していることが多いです。
元々そんなに堅くないので傷の保護もかねてガラスコート処理をしています。
この材は全体的にしっかりしています。ただ、中央にワームホールが2箇所あり、切り粉と接着剤を混ぜ合わせたもので補修してありますが跡は目立ちます………。
どうも色の鮮やかな材は、虫にとっても美味しいらしく、ワームホールやえぐれ等が多く、修復しならがら作っていますが、なかなか瑕疵のない材にはめぐり会わないです………
画像の金具は撮影用のものなので、ちゃんと入っていなかったり傷があったりしますが、発送時には新品の金具に発送いたします。組み立てイメージとしてご覧ください。
サイズは全長約140㎜、ペン先約9㎜、中央の膨らみ約11㎜、クリップ側約9㎜になります。重さは約16gとなっております。